安心と信頼
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安心と信頼の伝統医療『鍼灸』は古くて新しい !?
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『鍼灸』の起源はとても古く、長い歴史があります。 |
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なぜ鍼灸が効くのかは未解明なままに受け継がれて来ました。 |
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仕組みは解からなくても効果が実感出来たからこそ続いてきたのです。 |
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近年そのメカニズムが次第に明らかになってきました。 |
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肩背部への刺鍼(置鍼…しばらく刺したまま) 腰部への施灸(台座灸…灸跡が残らない)
肩背部への刺鍼(発赤…皮膚がほんのり赤くなる) 頚部への施灸(熱傷防止のため熱すぎに注意)
『鍼灸』の得意技は「鎮痛」
原画イラスト: 「hruky」 さん
痛みには種類がある(【役立つ痛み】と【不要な痛み】)
@「侵害受容性疼痛」(急性痛:1カ月程度で治まる痛み)
すべての痛みが悪いわけではありません。私たちは「痛み」を感じることで、身体に何らかの異常や異変が生じていることに気づくことができます。「痛み」によって危険を察知し、回避することができるのです。私たちの身体や命を守る、生命活動に欠かせない役割を持つ「痛み」です。これは「侵害受容性疼痛」と呼ばれます。
A「神経障害性疼痛」(慢性痛:3カ月〜6カ月以上続く痛み)
傷や炎症などが消えたのに「痛み」がある場合には神経そのものが原因となっていることがあります。何らかの原因で神経が障害されて「痛み」が起こっているのです。これは「神経障害性疼痛」と呼ばれます。帯状疱疹後の神経痛や糖尿病の合併症による痛み、坐骨神経痛などがあります。
●「痛みの悪循環」
「痛み」は交感神経を興奮させて(優位にさせて)血管の収縮や筋肉の緊張を引き起こします。その結果、血行が悪くなり「発痛物質(痛みを起こす物質)」が生み出されます。通常の場合は、痛みが生じても、交感神経による反応はすぐにおさまり、血行が改善されて「痛み」も鎮まります。しかし、「痛み」が長期化する(慢性化する)と血行の悪い状態が続いて「発痛物質」が多く生まれてしまいます。「発痛物質」は血管を収縮させるため、さらに血行を悪化させ、また「発痛物質」が生まれるという悪循環を引き起こします。やっかいなのは、痛みが長引くと痛みを引き起こした原因がなくなっても痛みを取り去ることが困難になることです。
痛みの悪循環とは?
☆<参考>
「痛みの悪循環」と類似した「負のスパイラル」には「フレイルティ・サイクル」があります。
「フレイルティ・サイクル」
@栄養状態の低下(悪化) ⇒ Aサルコペニア(筋肉量の減少)の進行
⇒ B筋力低下 ⇒ C活力や身体機能低下
⇒ D活動量(運動量)低下 ⇒ Eエネルギー消費の低下
⇒ F食欲低下 ⇒ G栄養状態の低下(悪化)
@〜Gの悪循環は「フレイルティ・サイクル」と呼ばれます。
転倒や骨折あるいは慢性疾患の悪化をきっかけとして要介護状態になる可能性が高くなります。
『鍼灸』と「鎮痛」
『鍼灸』:細い鍼(直径0.2o前後)や程良い温度の灸(台座灸等)を用いて、人体の皮膚表面(経穴:ツボ)から機械刺激や温熱刺激を与え、鎮痛、筋緊張緩和、血行改善、自律神経調整などさまざまな効果的反応をもたらす東アジアの伝統医療。
人間の体には元々「鎮痛」のメカニズムが備わっています。
鍼灸にはそのメカニズムを賦活する(=機能や作用を活発化する)はたらきがあります。